TraveLWithDog vol02

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07Winter 2015HOTEL Shikinokura豆半島の相模湾のほとりから森へ入ると、木々の緑が深まっていくにつれて空気は濃くなり、喧騒はいつの間にか風が森を揺らす音へと変わる。自然あふれた森の高台に見えてくるのが「ホテル 四季の蔵」だ。　１年を通して過ごしやすい気候で、四季の色が濃い伊豆に、10年前に開業したのが同ホテル。当時は犬と一緒に泊まれる宿が少なかったが、開業以来、ゲストの声を少しずつ取り入れることで〝快適さ〞を醸成させてきた。本館の客室は全部で４タイプ（16室）あり、愛犬と快適に泊まれるが、それが色濃くあらわれているのが、隠れ家的なスイートヴィラ「離れ家リスの庭」「別邸ＣＯＣＯＲＯ」「森の棲家 ＡＺＩＴＯ」である。　「離れ家リスの庭」は、タイ家具と和モダンのしつらえが調和した１棟建ての客室。開放的なダブルベッドスペースと、フラットにつながったソファースペースと10帖の和室があり、夫婦で愛犬と泊まるのにちょうどいい広さ。森や芝生のスペースが建物を囲んでいるため、プライベート感も濃く、愛犬を気兼ねなくデッキや軒下のスペースで、ノーリードで遊ばせることもできる。　「別邸ＣＯＣＯＲＯ」は、１、５００坪の庭に１棟の客室というロイヤルスイートヴィラ。大人がやすらげる快適さを追求するため、古民家を移築再生して誕生させた。伊豆石を使用した囲炉裏のある10帖のリビング、６帖キッチンに加え、屋根裏ベッドルームに竹の和室。そして、梅林・竹林・池・小川もある屋外空間など、〝ロイヤル〞と呼ぶにふさわしいぜいたくな時間が過ごせる。（スイートヴィラ「森の棲家 ＡＺＩＴＯ」は、Ｐ.10で紹介。）　さらに、客室専用風呂が旅の最高の癒しをもたらす。「ホテル 四季の蔵」は、温泉の自家源泉を汲み上げており、本館に加え、すべてのスイートヴィラでも愛犬とともにゆっくり楽しめる。窓をフルオープンにして浸かれば、まるで森の中の露天風呂を独り占めしている気分。木々の澄んだ空気と、肌にやさしく美肌効果が期待できるナトリウム温泉、そして周りで遊びまわり、くつろぐ愛犬…。癒しは約束されたようなものだ。伊153412森の奥、高台に佇む〝犬と一緒に泊まれる宿〞の先駆け。10年の歴史が醸成した、〝犬と大人の快適さ〞3・5／貸し切りの露天風呂「ガーデンSPA」の「YUMORI ～湯森～」。愛犬はガラス張りの脱衣所まで連れていけるほか、無料で預けられる。4／「ホテル 四季の蔵」のメインエントランスは、林道の階段をのぼった先に。1／本館の３、４階の部屋からは森と相模湾が一望できる。2／本館には、エステサロンとドッグサロンがあり、エステも受けられる。

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