TraveLWithDog vol05
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06Autumn 2016まは避暑地として知られる軽井沢。江戸時代には、五街道のひとつで中山道の宿場町として歴史を刻み、明治時代には信越本線が開通して軽井沢駅が開設された。関東と信濃を結ぶ交通の要所として、昔より栄えていた場所だった。1886年(明治19年)に、カナダ生まれの宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーが別荘を建てたことから、避暑地としての歴史が始まったとされている。 軽井沢は豊かな自然に包まれ、木々の緑に恵まれた土地。四季折々の風景にいつも心地よく癒やされる。ただ、意外に水辺の風景は少ない。穏やかに流れる「御影用水」は、軽井沢の美しい風景のなかでも貴重なロケーションのひとつといえる。 御影用水は1967年(昭和42年)に完成した農業用水路。冷たい湧水をこの施設で温めてから水田に引き込むことで、稲作の冷害を防ぐことを目的に造られた。水温を上げるための工夫がされていて、水路の水深は15㎝と浅く幅が15mと広い。そのおかげで水はゆったりと流れ、まるでヨーロッパの運河のような、水面きらめく美しい風景を紡ぎ出している。「ふるさと信州風景100選」にも軽井沢から唯一選定されている。 御影用水エリアはとくに愛犬家に人気のスポット。全長930mある水路沿いの散策路は、愛犬との散歩コースに最適。ほかの軽井沢エリアからわざわざクルマで訪れて、愛犬を散歩させる人もいるほど。周辺には愛犬同伴可能なカフェやレストランも多い。 すべての客室から、御影用水の水面と豊かな森を眺められるのが「レジーナリゾート軽井沢御影用水」。ゆったり流れる軽井沢時間を体感することができる。 水のせせらぎ、木の葉のそよぎ、風のささやき、鳥のさえずり、木洩れ日、流れる雲。目の前にあらわれる印象的な情景は、時間や四季とともに変化し、訪れる人に贅沢で特別な休日を過ごさせてくれる。いきらめく水面の御影用水と深緑の森を臨むリゾートレジーナリゾート軽井沢御影用水MIKAGEYOUSUI近くには、美術館や遊戯施設、レストラン、ショップなどが集まった総合的リゾート施設「軽井沢タリアセン」も。10月中旬には紅葉の見頃を迎えます。photo_Hiroyuki Omori text_Harumi ShiwakuKARUIZAWATravel with Dog長野県軽井沢町Location敷地内にある宿泊者専用のドッグラン。広々としたふかふかの天然芝なので、ワンちゃんが喜んで駆け回る。全犬種用と小型犬専用の2つがある。
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