TraveLWithDog vol09
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通常の貨物室預けの場合でも、一般の荷物とは別の客室内と同様に温度管理された部屋が確保されているため、愛犬の負担は少ない。ただチェックインカウンターで預けた後、次に会えるまでの約10時間をゲージの中で不安に過ごす愛犬も少なくない。 渡航が決まったら、愛犬にとってゲージ内が大好きな空間となるようトレーニングを始めると良い。普段の寝床にしたり、おやつやご飯をあげ、中に入るといいことがあると認識させる事が大切。渡航当日までにゲージが心地よい安心できる空間となれば、貨物室でのストレスも緩和される。 また、中村氏はハワイ到着後、愛犬が車内で家族とフリーに過ごせるプライベートシャトルを提供している。通常、長時間フライトに耐えた後、やっと家族と再会できても、ホテルに着くまで、愛犬はゲージから出ることが許されていない。「ホノルルでは愛犬連れで乗車が可能であるタクシーは一社のみで、ゲージから出さない規則になっています。ハワイに着いて、すぐに抱きしめてあげたいのに、ホテルに着くまで鳴いている我が仔に触れてあげることすらできません。実に耐えがたい時間でした。」そう語る中村氏は、この経験の後、あらゆるツアー会社をあたって、交渉を重ねた結果、その熱意に共感した一社によって空港からホテルまでの車内で愛犬をフリーに出来るサービスを可能にした。 愛犬との海外旅行は体験してみないと分からない事ばかり。自らの体験があったからこそ何が必要とされているのかが見えて来る。今後、少しでも多くの愛犬が、世界中どこまでも大好きな家族と一緒に旅に出られるよう、中村氏は今も探求し続けている。犬とのハワイ旅行。多くの愛犬家が夢を見ながらも、その一歩を踏み出すには大きな勇気が必要だ。 検疫代行を請け負う株式会社トラベル・ウィズ・ドッグ代表の中村氏は「小さなきっかけとほんの少しの行動力で愛犬との未来は変わる。」と、自ら愛犬との渡航を果たし、憧れのハワイ滞在を実際に体験してきた。 「今でも、一緒に過ごしたハワイでの日々は宝物です。家族の絆も深まり、素晴らしい経験でした。一人でも多くの方にこの感動を味わっていただきたいですね。」と中村氏は語る。「ただ、検疫の複雑な手続きは弊社にお任せ頂いていても、やはり愛犬と飼い主にとって一番の気がかりは、出国から現地ホテルまでの長い移動時間です。そこを乗り越えれば、かけがえのない旅が待っているのですが、愛犬の事を考えるとその行動に踏み切るのにはとても勇気がいります。私もその一人でした。」 一番のハードルは長時間のフライト。現在、ハワイ路線で愛犬と一緒に渡航できる航空会社は数社あるが、その中で、小型犬に限りキャビン内同伴を許可している航空会社があることはあまり知られていない。愛犬の犬種、キャリーバッグのサイズと愛犬を含めた総重量など、条件を満たすことで、前座席の下に置いてハワイまで一緒に行くことができるのは非常に魅力的だ。愛犬の負担を出来るだけ少なくできる渡航術飛行機事情と空港からホテルまでの行程20愛Autumn 2017TWD 代表取締役社長米国法人 Honolulu Dog Concierge inc.President中村 貴徳氏Takanori Nakamura(株)トラベル・ウィズ・ドッグ[ 検疫に関するお問い合わせ ]ホームページのお問い合わせフォームからお問い合わせください。当フリーペーパーのバックナンバーをホームページからご覧いただけます。QRコードを読み込んでください。http://www.travelwithdog.com/検索トラベル・ウィズ・ドッグ
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