E220d 4マチック オールテレーンは、一言でいうと「まさに愛犬家のために作られた一台」といった表現が私には当てはまる。
特に通常走行である街中及び高速走行では、包まれるようなシートフォールドで駆け抜け疲れ知らず。

ラゲーズスペースの積載量の多さは、とかく多くなりがちな愛犬の荷物をたくさん積み込んでもまだ余裕を感じるほどのスペース。

後部座席をフラットにすれば、大人二人がゆったりと横になれる広さが確保され、「アウトドアはSUV」といった定説を覆してくれる1台だ。

最近では愛犬家の多くの方が「アウトドア」を意識し、SUVに多くの人気が集まる中、このE220d 4マチック オールテレーンは、まさにステーションワゴンとSUVの中間に位置するようなスペシャルな1台と言った印象だった。

オールラウンドな走行性能
都市部でも取り回しやすいボディサイズと最小回転半径。そして19インチ大径ホイールとセルフレベリング機能を備える専用セッティングのAIR BODY CONTROLサスペンションによって、優れた悪路走行性能のためのロードクリアランスを確保する。これにより高められたシート座面高が、運転に深い安心感をもたらす見晴らしの良い視界と、サッと乗り降りできる快適な乗降性の質を高めている。

またこのオールテレーンの走行モードには、その名の通りの「オールテレーンモード」が存在。

スイッチ一つでこのモードに切り替えれば、瞬く間にオフロードモードへと変わり、35km/h以下の速度で20mm車高が高くなるので、大きめの石があるような場所では、ドライバーに安心感を与え威力を発揮する。

取り回しやすさ、快適性、悪路走行性能が高度に融合した、オールテレイン。

タフさだけでなく、機能性に優れ、上質さも併せもつ、一台ですべてをクリアできるオールインワンな理想的な自動車がメルセデス史上初となるEクラスのクロスオーバーモデルとして仲間入りした。

従来のEクラスがもつ潜在能力を引き上げ、元々の多面性を拡張したオールテレインは、愛犬との旅行にも相性の良いモデルと考える。

そして愛犬との長距離ドライブを経済的な側面から安心させてくれるのが圧倒的な燃費の良さ！
2リットルのディーゼルターボエンジンはストレスのない加速に加え、1回の給油で1000キロ以上を走破できる優れもの。

もし私が「どの車種が一番欲しい？」と聞かれれば、間違いなく「E220d 4マチック オールテレーン」と答えてしまうほど、愛犬旅には最適な１台でした。

テールゲート自動開閉機能が標準装備されており、フラットなフロアと広い開口部で、積み下ろしがしやすく使いやすいラゲッジルーム。

後席には40:20:40の分割可倒方式を採用。乗車人数と積載する荷物に応じて、様々なアレンジが可能な広いラゲッジスペースは非常に使い勝手が良い。後席バックレストは、ラゲッジルーム左右または後席左右のスイッチで簡単に倒すことができ、すべてを倒せば、1,820L(VDA方式)という余裕あふれるスペースが出現。愛犬と共にゆったり過ごす空間としても十分に利用できる。